赤坂で女房とミュージカル コーラスラインを見た帰り
グリーン車で読書
今、読んでいるのは剣道時代で紹介された「蒼海に消ゆ」
アメリカ生まれながら、日本人として生きる事を選択制した主人公。
剣道によって、日本精神を学び、悲しくも最後は生まれ故郷のアメリカへ特攻して散った、短くも壮絶な人生を送った青年の物語。
その主人公が剣道から学ぶべきものとしてつぎのように語っている。
「剣道に於いて学ぶべきものの一つは "気違いになる事 " 相手を食い殺すに足りる強烈な気迫を養う事にある」
このころの剣道は形よりも相手を倒すことに固執した。横面、突き、左足踏み込み、足絡み etc なんでもありあり。
負けたら死ぬという覚悟をもって稽古していた。
それが今、良いのかどうか論ずるつもりはない。
が
それだけの気迫は今の時代の剣道にもやはり必要な気がする。