今日は新橋で慶応大学教授花田光世氏の講義を聴いた。
テーマは「キャリア教育を考える」シリーズ七回目。
氏はキャリア理論の世界では高橋俊介氏と並んで大御所の一人
話しが小難しくて二時間の講義の半分はいつも夢をみていた。(資格保持の継続教育の単位取得のため、しかたがなく参加していた)
しかし、今日の内容は面白かった。
勉強になった点は多々あった中で、小学生の子供を持つ道場のお母さん達の参考となる話しを紹介しよう。
大学生の内定率が過去最低の57.6%、サラリーマンの可処分所得は97年を境にぐんぐんダウンし、生活はますます困窮して行こうという日本経済の現状において
子供の職業意識の醸成は親として当然の責務だ。
花田氏は講義の中で、次の中で親の子に対する接し方で特に職業意識に影響が大きいのはどれだと思いますか?
と我々聴衆に問う。
(少し考えてほしい)
1.お年寄りの世話をすることは大切だ。
2.結婚はしたほうが良い。
3.子供がいて良かった。
4.毎日を大切に生きる事は大事だ。
5.努力することはとても大切だ。
6.人が見ていないところでも悪いことはしてはいけない。
7.約束の時間は守らなければいけない。
8.女性はずっと続けられる仕事に就くべきだ。
どれも親が子供に対して話す言葉としては大切なもの。
この中で将来、仕事をするという事、職業意識に大きく影響を与えるのはどれだと思いますか?
答えは
3.子供がいて良かった。
あなたが産まれて来てくれて良かった。と幼い子供に語りかける事。
もう一つは
4.毎日を大切に生きることは大事な事。
ボーナスが下がろうと、職場の人間関係で悩もうと、毎日の生活を明るくポジティブに送ること。
この2つを実践してきた家庭で育った子供は、将来、職業を持つ、働くという意識が健全に培われる
と花田氏は語っていました。
いいですかお母さん。
試合に負けた子供に怒る前に、毎日一回「産まれて来てくれてありがとう。」とお子さんに語ってあげて下さい。
ご主人の収入が減ったって、晩ご飯のおかずを一品減らすなんてケチなことしないで、ニコニコ笑って子供の前でご主人にビールをバァンと出して上げて下さい。
第3のビールなんてセコイセコイ。
そんな環境で育ったあなたのお子さんは近い将来
立派な職業についてあなたに恩返しをするでしょう。
わかったかな(^_-)