今日は今年最初の会社セミナーがあった。
どの学生も真剣そのもの
昨年同様今年の学生も大変だ。
1月の有効求人倍率は0.46倍、一人の学生に一社手をあげない。完全失業率は5.1%、20人に一人は失業者。若年層に至っては8.4%だ。ただスペインの43%よりはましと自ら慰めるか。
いずれにせよ3年前と比較するとかなり違う。
あの頃は実感こそなかったが、いざなぎ景気を超える高景気が続き、就活は売り手市場になりつつあった。しかし、2008年9月、その前年に起きたサブプライム問題が影響して大手証券会社リーマンブラザーズが倒産。金融業界を中心にあれよあれよと飛び火して世界同時不況をまねいた。
2009年アメリカではオバマ大統領が誕生し、日本では民主党に政権交代。
国民皆、なんとかしてほしいと言う現状打破の希望からチェンジのスローガンに期待をよせた。
しかし・・・2010年
結局変わらない。
悪いニュースが続いている。
今年、就活しなければならない彼らにとっては泣きっ面に蜂状態だ。
しかし、いくら嘆いてみてもしかたがない。
我々は産まれてくる時代を選択することはできない。
故にあれこれ悩んでもしかたがない。
今すべきは全ての状況を受け入れて、すべき事に集中するしかない。
それしかできない。
67年前1943年、多くの学生が学徒出陣して戦地で散っていった。
彼らだって一人として戦争を望んだ者はなかったろう。彼らもその時代に産まれた事を選択できなかった。
その当時と比較して今のほうがマシなどと言うつもりはない。
言いたい事は自分で選択できない現実にいつまでも引き回され、挙げ句の果て、そのせいにして前に進まない事こそ具のコッ兆。
ということ。
初回のセミナーを終え、赤坂見附のいっかくでビールを飲んでいる。
なんだか疲れた。