西盛先生が問う。
「何故、勝てたと思う?」
日曜日の大会で優勝した小学一年生はキョトンとしている。
「それはお相手がいるからだ。
相手がいるから、勝ったとか負けたとかがある。最初と最後の礼法は正しくできましたか?
蹲踞は負けた時こそ、正々堂々としっかりやりなさい!」
子供達
「はい!」
昨日は暴風警報の発令で横須賀の小中学校が休みになったとか
大勢の子供達が道場に集まった。
二部稽古は当然元立ち尽くし
ヘロヘロになることはなかったが
汗をたっぷり掻いた。
相手がいるから勝敗がある。
聞く者がいるから、音が存在する。
いなかったらただの音波があるだけ。以前読んだコミュニケーション啓発本に書いてあった。
一人では
何事もなし得ない。
心に再度留め置こうと思う。