リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

剣道教室

今年最後の母校OB稽古

現役は二人欠席の4人

しかし、後輩OBが教え子の中学生を12人ほど連れてきたので

なんとか人数的にはそろった。

9時から基本をみっちり

飛地和先生が優しく丁寧に剣道の理合から一つひとつの稽古を説明する。

たとえば、刃筋を立て1本1本正確に打つ切り返し

ただ、タン タン と正確に打つだけではダメ。

剣道は相手の行動(どう動くか)を読むことが非常に大切。

この切り返しを打つ時、相手の下がる気配を感じて タン!

下がる歩幅に応じて深く タン! 浅く タン!

自分勝手にタンタンと打ち込むのではなく、相手の動きを見ながら、感じながら打ち込む。

日常的にこのように基本打ちを練習していると地稽古や試合で自然と相手の動きを読めるようになる。

また、面打ち5本交代

メーン 残心   ヤー  メーン 残心  

これではまだダメ

5本交代と言われたら

5本勝負をするつもりで

1本1本攻め方を変えて、打ち終わった後、残心を示した後も決して気を抜かない。

5本目を打ち終わって残心を示した後も6本目をいくぞー という気迫で。

1足1刀の間では考えない。 この間は動いたら打つぞ! という気構え、身構えで。

遠間から気持ちを高め気位をつくり、触刃の間で準備万全。

一足一刀の間は捨てる間。返されることなど考えずに打ち切る。

このような事を中学生を交えて丁寧に諭すように説明する。

皆真剣な眼差し。 

もちろん私も聞き入っていた。

思わず「剣道本を生で読んでいるようです。」と感想を持ったほど。

ご本人は「飛地和剣道教室ですよ」 と微笑んでいらした。

今の現役や中学生達は本当の飛地和先生の厳しさを知らない。

子供達の状況に応じて、鬼にも仏にも変わる。

先生のいるうちに人数さえ揃えば、また関東が狙える。

11時から40分現役と中学生相手の指導稽古

その後、12時30分までOB同士の地稽古。

当然、真っ先に飛地和先生にお願いする。

何発も 起こりの お のちょっと前の機に鋭い面を打たれた。

まったく動けず。 

これが八段一次合格2回目の攻めか と しびれた。

先生との稽古が終わり下がって礼をしたら

全国大会に出場した上段M村が「お願いします」と来た。

私「おー!!」

久々の上段相手

ぐいぐい間を詰められ面を打たれる。

気位をしっかりつくらないと上段に乗られる。

左小手を攻めて片手突き。 突きを攻めて、手元が下がったとこを面、小手!

楽しい攻防が続く。

1本を宣言した数太刀後

位取りをしっかり取って、グッ と半歩前に詰め、相手がビクッ と動いた瞬間 捨て身の諸手突きを打ったら見事決まった。

サッと下がって残心。M村も納得。 これはちょっと秘密兵器として稽古を重ねて行こう。

(ここで書いていたら秘密でもなんでもないか。 師匠との突きあり稽古の賜物だ。最近やってないな)

その後、若手OB、6段の1年下の後輩OBと収穫多い稽古ができた。

ラスト掛稽古の元立ちをして終了。

今年最後のOB稽古が終わった。

人数的に試合ではなかなか勝ち上がる事はできないが

飛地和先生の理合いの剣道を指導頂ける環境をぜひ現役は光栄なことと感じてもらいたい。

また、全国や関東に出た私にとって誇りの後輩OB達も是非、今の現役を支えてもらいたい。

彼らにとって君達は目標であり憧れの存在だ。

私もリバ剣オヤジOBとして出来る限り参加していく。