全日本前日の水曜日
いつになく大勢の子供達が道場に集まる。
当然いつもの掛り稽古も気合いが入る。
なぜ、我が道場ではいきなり掛り稽古から始めるのか
それは
とにもかくにも
剣道は気迫が重要だから。
その大勢なる気迫を脊髄にしみこませるため
子供達にとって地獄とも思える状況からスタートする。
一年、二年・・ 辛い稽古を乗り越え、それが当たり前になった時
次のステージの扉が開く。
その扉は結構重く、日ごろの稽古を真剣に気迫を込めて集中して臨んだ者にしか開かない。
ただ、惰性でやり過ごしても、その扉は開かない。
しかし、乗り越えた者には必ず開く。
早いか、遅いかの違いだけ。
小学生で開かなくとも中学生で
中学生で開かなくとも高校生で
それでも開かなくてもリバ剣で
必ず開く!!
だから毎回のスタートで行われる掛り稽古は
気迫を込めて果敢に打ちかかってこい。
よけてる暇なんてないはずだ
面をはずしている暇なんてないはずだ
泣いてる暇なんてないはずだ。
そんな稽古を乗り越えた先輩達が
今日、日本一を武道館で競う。
いざ、君たちも続け!!
と リバ剣オヤジ は熱く独り言をつぶやく。
今の私の課題は
「構えと先掛けの両立」
「強い踏込のための右膝の使い方」
この二点 詳細は後日。