武道をするものにとって
正座は基本。
正座に始まって正座に終る。
当然、昔からの礼節と思いきや
ところがどっこいこの正座
そんなに歴史は古くない。
「正座と日本人」丁宗鐡著 講談社
によると、幕末から明治初期に広まったとの事。
そう言えば大河ドラマの戦国時代のものを見ると
武士達は胡坐か肩膝座りをしている。
また世界中のどの民族も正座を習慣としていない。
日本と風習の似ているアジア諸国も正座はしないらしい。
正座は日本民族と他の民族を区別する象徴的な姿勢だそうだ。
時の日本政府はヨーロッパ諸国による侵略から日本を守るべく強い日本人を教育する意味も含めて、この正座を庶民の習慣として広めていった。
そして、正座はほぼ100年にわたって日本人像を作り上げていき、今その使命を終え
日常生活の中から消えようとしている と本では警笛を鳴らしています。
正座にはメリット・デメリット、向く人向かない人があり(詳細は本を読んで下さい)
強要することは良くないことですが、正座を心身のエクササイズとして股関節が柔らかく、血圧異常、内臓疾患の無い子供のうちに習慣化することを本では薦めています。
剣道とはまさしく
日本人の文化の一つ「正座」を子供の内に自然と身につける最高の修行でしょう。
ぜひ
試合にも強く(全日本少年剣道錬成大会神奈川県代表決定!)
礼節にも厳しい
我が道場「正栄館」で 体感して下さい。!!
#これで館長のあの高そうな面も私のものだな(^^;v