剣道の話じゃない。
仕事での人間関係の話
どうしても馬が会わない上司と
しらふで初めて本音の話をした。
生き抜いてきた環境が異なり
全く価値観が違う。
同じものを観てるのに全く異なる解釈をし、いつも意見が対立する。
半ば諦めていた。
部下は上司を選べない
そのうち親会社に戻るだろう。。。
今日、個室でその彼と仕事の話をする機会があった。
お互い直ぐに感情的な対立になってしまうので、私はひたすら聞き流した。
ひょんな事から、お互い本音の話になった。
間が詰まった。
彼のこれまで見せなかった一面を観て、いつもは私から感情的になるところ、ひたすら判ろうとしていた。
間がさらに詰まった。
彼の弱さが手に取るように判る。
彼の判断基準、価値観を創造した過程が理解したくないのに理解できる。
打ち間
今なら勝てる。いつも論破されてしまうが、今なら彼を叩きのめせる。
打突の好機。
私は打たなかった。
打てなかった。
何故か彼を判ろうとしていた。
いつもの自分じゃない自分がそこにいた。
彼もいつもの彼じゃない。
でも、価値観、仕事観が全く違う二人、これ以上は間を詰められない。
ギリギリの間でお互い相手視点で対峙した。
少しだけ私が乗っていたのか、彼に引き出されかけていたのかは分からない。
合気
時間切れ
また、いつもの関係
でもその瞬間だけは心の間を詰められた。そして合気を体感した。
武道とは戈を止める道
戦いを治める道
なんとなくわかった気がした。
