リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

昇段審査結果

お陰さまで

リバ剣助、四段審査に無事合格致しました。

これも日頃稽古をつけて下さる関係各位のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

回想します。

土曜日

いつもなら会社の仲間と赤坂見附あたりで一杯してから帰るところ

まっすぐ家路に着く。

手にした本は審査員の目

家に帰り、22時には床に着く。意外にすぐに寝られた。

日曜日早朝

ロッキーの散歩は家族が当番だが

準備体操兼ねて、代わった。

7時22分発横須賀線グリーン車に乗る。

本は持たない。

ipodラストサムライのサントラを聴きながら、立ち合いをイメージする。

落ちたらどうしよう。かっこ悪いな。

余計な感情を押し殺し、戦前の侍になりきる。

蹲踞からゆっくり立ち上がり、気合いをかけ、初太刀の面が決まったところを何度も何度もイメージする。

横浜から地下鉄に乗り換え、岸根公園

この日のためにKENPROでオニューのローラー防具袋を新調した。

電車移動には最適だ。

大きすぎて改札でひっかかるのはご愛嬌。

早めに出たので武道館には8時半に到着。既に道路添いの歩道に長蛇の列ができている。

中に入るのも正月三が日の八幡宮のように少しずつ規制される。

控え室に入ると受験番号が張り出されており、下に垂れに着けるゼッケンが置いてある。4046

第二会場の真ん中位か

五段受験の西村さんと合流。既に控え室はごった返している。

着替えようと思ったら、急に大便がしたくなりトイレへ

ここもまた長蛇の列ができていた。

トライアスロンのスタートを思い出す。

用を足し、丁寧に稽古着に着替え、ゼッケンを垂れに着ける。胴紐は外れたら素振り300本じゃすまないのでしっかり何度も確認した。

準備体操もほとんど出来ず開会式が始まる。

あれよあれよと言う間に審査開始。午後だと思っていたらとんでもない。あっという間に自分の番になった。

待っている間、深呼吸を繰り返し、気を臍下に納める。緊張はしているが上がってはいない。集中できている。

館長から頂いたアドバイス

気位、先掛け、平常心を心の中でつぶやく。

いざ出陣

開始線がなく、×マークのみ

大きく息を吸い、吐きながら三歩前へ

仕太刀のつもりでゆっくり堂々と

蹲踞から立ち上がり半歩前へ

左腰を詰め、首筋を立て、気合いをかける。

少しずつ間を詰め、ここだと言う機に右足をスーッと出して面に飛ぶ。決まったか

無駄打ちはしないように務め、とにかく先を掛けて攻めることだけに集中した。

途中、岩尾先生が審査員にいらしたので胴を打とうと思い、誘って打ったが、いつもの稽古をして下さる先生方とタイミングが違う。

さんざん高校の時の女子の後輩に「なんですか、あのしょぼい胴は、あれはダメですよ」とこけにされ、それまで自分では合格間違いないだろうと思っていたがだんだん不安になって行く。早く結果が知りたい。

立ち合いより実技審査の発表の方が緊張した。

I上さんが応援に来て下さり、二人目の立ち合いのビデオを見せて頂いた。

打ち切って残心を示した後、構えを一旦解く仕草が気になった。と言われる。

緊張をほぐそうとしてそうしてしまったのかも知れない。

食事休憩後(食事などするきにならないが)一番最後に第二会場の発表があり、実技の合格を確認し、やっとホッと一息つけた。

学課は仕事中に何度も書いていたし、剣道形も3年前から準備していたので、自分なりに完璧にできたと思う。

ホッとしたら急に胃が痛くなった。

リラックスしようと努めて実践したがかなり負担になっていたのだろう。

この歳にて滅多にない緊張感を味わった。

小河先生にお会いし、なに四段なんか今頃受けてる。と激を飛ばされた。

四年後に五段を受けさせていただきます。

応援のI上さんのお言葉に甘え、車に乗せていただき、挙げ句のはて助手席で祝杯を一人であげさせてもらった。

お世話になりました。

市民大会団体戦も我が道場が優勝し、これからその祝勝会へ向かう。

長い一日だった。

※最後まで待たされて張り出された。(4046が私、後のお相手も合格してる)