審査前ラスト稽古は
母校のK和高校OB稽古となった。
活きの良い現役高校生を相手に、審査に向けて調整させてもらった。
課題は
先に入り
先を起こさせ
その先を打つ
伊藤陽文先生が審査員の目の中で、門下生に指導していると紹介されている言葉を自分なりに纏めたものだ。
「先に入り」
蹲踞から立ち上がり、半歩ぐっと前に
気合いを充実させ、さらに半歩ぐっと先に打ち間へ入る。
ここで我慢比べ。
「先を起こさせ」
間が詰まった状態でぐっと溜めてると必ず相手は反応する。
「その先を打つ」
その相手が動いたところを打つ。
出鼻の小手
刷り上げ面
返し胴がよく決まった。
さすがに面は相手の動きを見てからでは相打ちが精一杯。
やはり高校生相手には一足一刀の間から右足をスーっと前に出し相手の打ち気を誘って半拍子先に動かないと当たらない。
これは良い練習になった。
技前の攻めを疎かにするといとも簡単に避けられる。
が
充分に攻め上げ、これ以上動いたら打たざるを得ない状況で右足を出すと必ずと言ってよいほど勢いよく面に飛んできた。
ここは半拍子先にこちらが先に動いているのでドンピシャに面を打てた。
これが審査で出れば
多分合格は間違いないだろう。
よい調整稽古をさせてもらったので、掛かり稽古の元立ちを若手OBに混じって務めた。
現役後輩達も頑張る。
良い動きをしている。
新人戦も期待できそうだ。(女子は初心者を含み4人しかいないのでかなりきついが)
これで着防稽古は終わり
来週は熊本出張、木曜日に帰ってくる。
もはや
やるだけの事はやった。
人事を尽くしたので、天命を待つだけ。
なんとも気分がいい。
来週の今頃には結果が出ている。