審査前道場稽古の最終回
一部の掛かり稽古の元立ちを終え二部へ
今日は一つの覚悟があった。
それは
禁断、審査前館長稽古！
１ヶ月ほど前に連盟稽古でラストにお願いした時、
打ち込みでピキッを再発した。
それ以来ヘロヘロ感を味わいたくとも、審査前という状況からグレムリン(肩の上に乗って自分の悪い心をツイートする小鬼)が囁く。
「やめとけぇ〜、またやったらもともこもないぞ。やめとけぇ〜」
今日はそんな囁きに耳を貸さず、念入りにテーピングとサポーターをして家を出た。
やはり審査前だからこそ、館長に稽古をつけていただかなければいけない。
またなったなら、その時はその時。剣道の神が私に与えた試練と割り切ろう。そう覚悟を決めて二部に臨んだ。
しかし、館長は面を着けられない。
そこで私は気を取り直し、遠間から攻め合い稽古をしていただける大坂先生にまずお願いした。打ち間までジリジリ詰め、我慢して機に打つ稽古をつけて頂いた。
大坂先生との稽古が終わるころ館長が面を着けられ、既にヘロヘロブラザーズが何人かお願いしている。
私も二人目にならんだ。
蹲踞から強い気攻めがビンビン伝わる。負けじと下腹に力を入れ気合いかける。
一本の号令が掛かり、二三太刀の後、珍しく私の出鼻小手が当たり、館長「よし！」
さぁ打ち込みだ、気合いを入れていくぞと思いきや、館長が蹲踞される。
あとで
私「今日は打ち込みを覚悟してました」
館長「ハハハ、一応審査前だからな」
いらぬ気を使わせてしまった。誠に情けない。
体力的に全然残っている。次は西盛先生にお願いした。先生のでグイグイくる旺盛な先の気迫を学ばせて頂いた。
終わりの挨拶の際、
「審査では一歩も下がるな。蹲踞から立ち上がったらぐっと半歩詰めろ。打たれても動じるな。平然としていなさい。稽古はしてきている。自分に自信を持ちなさい。」
とありがたいお言葉を頂戴した。
そのあとはsyn、tubasa、fugenと稽古して終了。
あとは日曜日に高校のOB合同稽古を残すばかり。
来週は着防稽古は出来ないが、やるべき事、できる事をやるだけだ。
