リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

ホウレンソウ?

 新入社員研修でまず教わるスキル ”ホウレンソウ”

 報告・連絡・相談 のことだ。

 部下を持つおじさん達は

 「ホウレンソウが基本だ!」「ホウレンソウを心がけろ!」

 と下の者から「お前はポパイか」(このギャグわかる人は間違いなく40歳以上)

 と言われるくらい、やかましく言っていることだろう。

 しかし、 このホウレンソウ

 やかましく言うだけあってとても重要なのも事実だ。

 報連相の原則は”言われる前に自発的に”だ。

 そして

 ・小さなことでも必ず報告

 ・その都度、必要な人に連絡

 ・上司や先輩に相談

 することによって上司部下間のコミュニケーションを高め

 仕事遂行を容易にし、目標を達成する。

 但し、上司は忙しい(暇な人もいるけど)

 ホウレンソウする時のポイントがある。

 1.所要時間を伝える

  「5分程、今お時間よろしいですか?」

 

 2.簡潔に・・・結論から述べる

  「結論から述べますと ・・・です。なぜならば・・・」

 

 3.悪い報告・相談ほど早く

   (隠せば隠すほど後で大事になっている)

 4.自分なりの意見を用意してから報告・相談する。

   「君はどう思う?」に答えられるように

 5.事実と意見は区別する。

   上司はまず事実を正確に掴みたい。その上で下の者の意見がほしいもの

 6.中間報告をかる。

   上司は下に任せた仕事の状況をしりたいもの。何事もなくともこまめに

 研修でこんな質問をする。

 「あなたは目的が達成できない可能性が何%になったら上司に報告しますか?」

 任された仕事が出来ない可能性を100%→0%と聞いていく。

 だいたい60%、70%くらいが平均だ。

 次に質問を変え

 「あなたが上司だったら何%の段階で報告してほしいですか?」と聞く。

 大概の者は先に答えた%より低い値(失敗する可能性が低い段階)で手を挙げる。

 自分が上司の立場に立つと、早め早めに報告してほしいと思う気持ちが理解できる。

 (上司は結果責任があるので、早めの対処を考えたい。)

 研修では報連相の重要さと

 相手視線で物事を考える事を学ぶ。

 昨日、泣き出してしまった女性に

 上の話をしてみた。

 すると 

 仕事を抱えてしまいパニックになる原因がわかった。

 彼女は自分が上司の立場にたった時、自分の時より高い値を答えた。

 「上司はぎりぎりまで報告してきてほしくない」

 「上司は部下に完璧な仕事を要求している」と理解していた。

  故に責任感の強い彼女はすべて仕事を抱え込んでしまっていた。

 

 そして パーン  心のバケツは溢れてしまった。・・・・ 

  

 そう彼女に思わせてしまった私はマネージャー失格だ。

 

 報連相の原則を諭して、これを教訓に前に進むため

 ミーティングを開いてセクション一同で共有した。

 マネージャー失格の私は

 明日四国今治で、グループ企業全体の研修講師の一人として

 新入社員に報連相を教える。

 なんとも言えない良いタイミングで

 良い経験をしたもんだ。

 自分自身を反面教師として説明しよう。

 

 ふ〜