リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

THE 出鼻面

少し肌寒い日曜日

一か月ぶりの連盟稽古へ

西体育館には大勢の先生方が集まった。

今日は白井先生、伊藤先生、小河先生、橘先生に稽古をつけて頂いた。

テーマは気を切らさない事と左備え、そして打ち間までの間詰め。

50歳を越えての剣道の醍醐味は

打った打たれたにあらず。

お相手と合気になって気を繋げて

その気のやり取りの中で相手には打てず自分では一拍子で打てる間まで詰めて捨てて打つ!!

あとは極楽、打ち切れれば結果はどうでもいい。

というような内容の稽古が少しでもできれば上出来。

口ではなんとでも言えるが、そう上手くいくわけない。

ただ、心がけるかそうでないかでは、その修得内容に雲泥の差がつく。

今日、小河先生より最短距離で打つことを心がけよというアドバイスを頂いた。

竹刀で押さえたり、払ったりして打つ技もあるが、稽古では真っ直ぐ機にスパーンと打つことが大切。

それのお手本のような面が館長が伊藤先生に打った面

まさしく THE 出鼻面

攻め合いの中で、伊藤先生が出ようとする刹那、ジャストタイミングで上から見事に乗った面がスパーンっ!! 

稽古なのに思わず声を上げて拍手してしまった(これは慎むべし)

これだ。

この面を盗むべく館長稽古を続けていく決意を新たにした。

稽古の終わり

伊藤先生より、大分の体罰事件について注意喚起があった。

よく我々は昔はそうだったとか

ああ言うのは当時よくあったことだなどと

ついつい言ってしまうが、ユーチューブを見る限りあれは体罰、いや暴行だ。

生徒に対する師弟愛はみじんもない。

自分の感情の吐け口のように見えた。

昔、確かに体罰はあった。

それでも師弟愛や自分の不甲斐無さからの自覚があった(やられて当たり前という)

しかし、あの40代のコーチにはそれを感じることができない。

たった数秒の動画で背景・事情もわからずそんなことまでわかるのか と言われるかもしれない。

が、そんな事情など知る必要なし。

無抵抗な者に対する一方的な暴力に理はない。

感情をコントロールすることは非常に難しがそれを学ぶところに理がある。

我が信条のひとつ。

次回は水曜日の道場稽古に行きます。月末稽古は久々だ。