リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

見ちゃだめ

表題から変なことを想像した人は退場pict:nose6

道場稽古にはしばらく行けないが、連盟稽古には行く。

昨日も飲んだが先週よりは体調万全。

今日は沢山稽古ができそうだ。

と思ったが

今日の稽古は池田先生、青木先生、会田先生の三人。

先陣切ってお願いするのはいつものことだが、

人数的には稽古できなかった。

今日の心構えはヒカガミの張り

というより

左腰を意識した詰め。

ヒカガミはよく曲げるなというが、正確には違う。

いつでも打てる状態では決してヒカガミは伸びきらない。

逆に適度に曲がっている。

大切なことは左腰、左膝がしっかり入っていること。

しっかり入れるとヒカガミは適度に曲がる。

ジャンプして着地した時の形になっている。

テーマは良かったが

今日の気づきは表題

よく観の目強く、見の目弱くというが

まさしくそれ

今日の稽古では「来たら返そうか、出鼻を打とうか・・・」

そんなことを考えていた対峙していた。

先週は二日酔いでそんな事考えず(考えられず)

ただ、先生の攻めに対して 負けまい、乗返そうと気だけをしっかり相手に向けていた。

その結果良い対峙ができた。

ところが今日は体調が良いのが悪く出たのか、先週のことで自信過剰になっていたのか

悪い意味でいろいろ頭で考えて攻めていた(実際は攻めになっていない)

田島先生も触刃から交刃、一足一刀の間までに攻め勝って

剣先が相手の中結に来たら、そこは打ち間。

こなければ仕掛けるし、来れば出鼻を抑える。

近間でなにもしないでいる者が多い。

とおっしゃっていた。

まさしく、ご指摘の通り、本来何も考えずに捨てる間で

いろいろ考えていた。だから打ち遅れる。居着く。

最後に完璧なまでに面を打ち抜かれた。

今日猛省すべきこと。

さっそく帰宅してから庭で復習。

悪いイメージを修正した。

その時に収穫の気づきがあった。

それは色を極力抑えて素早く小さく打つ方法。

ポイントは右足。

特に膝から下。

右足を床と平行にスーッと進めて打つ方法を好んでしているが

どうしてもスーッから打ちに転ずる時、起こりがある。

打とうとする意識が強く働き足がさらに前にでる。

これがいけない。

逆にスーッと小さく入ったら、次の打ちは膝下を前に出すのではなく。

右踵を太腿の裏に着けるイメージ。結果膝頭が前に出て膝蹴りの状態になる。

踏み込もうとしなくても強い踏込みが自然とできた。

これはいい。

打ち気にひきづられることなく、色を極力抑えて打ち出せる。

イチローの盗塁の秘訣、膝抜きの理に近いのかもしれない。

もうひとつ加えるとしたら

この時、左足の接地面でしっかり床を押すことと、背中を緩めない事。

この3点がそろうと

すーっバン! と打てる。

これは次回の連盟稽古でさらに検証していこうと思う。

これも今日、どかーん と面を打たれたおかげ。

打って反省、打たれて感謝

ってやつだ。

ポジティブとネガティブ両方のフィードバックを

いかに自分の成長に繋げるかが修得のコツ。

だから剣道は面白い。