リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

元立ち稽古

夏真っ盛りの水曜日

日中は外に出る元気もなく、録画した海外ドラマを見漁る。

仕事のプレッシャーから現実逃避できる私のストレス発散法の一つだ。

消極的な※コーピングだから、一時しのぎにしかならないがしないよりはましだ。(※コーピングの詳しい話しは以前どこかで話したと思う。そのうちまた話そう)

左手首は完治してないが、そんなに重症でもない。多分大丈夫だろうと、まだ、日が沈まぬpm6時

道場へ向かう。

先週はバリウムのせいで稽古してないので二週間ぶりだ。

暑い道場にはすでに大勢の子供達が集まっている。

今日で一応道場稽古は夏休みに入る。

と言っても、金曜からは山中湖での合宿、その他の日も自主練習で、実質年中無休状態だ。

一部練習

流石に暑いせいか、いつものメニューで気分が悪くなる子が続出。熱中症は死に至ることも多いので無理は禁物だ。

元立ちしてるだけでもむちゃくちゃ汗がでる。

もう満腹状態。二部はパスしようかと弱気がよぎる。

館長が足を負傷しているとのことで二部稽古では防具を外される。一部ではのしかかっていたが(^_-)

いつものリズムを失った私は面を着け子供達の群れの中で小休止をしていたら

Mineがお願いに来たので元に立つ。

ここからラストまでリバ剣オヤジ&おばさんと子供の相手をすることになる。

館長稽古はアッパーのように効くが、元慣れしてない私にとって元立ち稽古はボディブローのように効いてくる。終わった時はぐったりした。

それでも上手稽古では見えない部分がよくわかり、自分の稽古になった。

攻めて、相手が居ついている時、自分が館長の攻めの前で固まってしまっているのと全く同じ。

「こう攻めるとこうなるのか」がよくわかった。

しかし、そんな余裕な稽古は最初だけ

休む間無く、次から次へ稽古しているうちに先を取る気力が萎えてくる。楽をしようと待ってしまう。これじゃ稽古にならない。

すり上げも返しも先をとっていなければ決まらない。迎え突きで対応してしまう。これは一番やっちゃいけない事。そこは打つ機じゃありませんよ

という指導の突きじゃない。相手の打ちに返す余裕が無く、咄嗟に剣先を喉に着けて対応しただけだ。

やはり先の気を切らさない事が元立ち稽古には大切な事だと思う。

たかが60分、されど60分

その気を切らさないでいることは今の私にとって至難の技だ。

初めてフルマラソンを完走したゴールで、倒れこんだ時感じたことを思いだす。

あの時も「俺にトライアスロン(フルマラソンの前にスイムもバイクもある)なんて絶対無理だ」とマジに思った。(でも翌年ロングの大会を完走している)

要は

Practice makes perfect

と言うことだ。