人事担当者のつぶやきpart�B
学生の多くは仕事にヤリガイを求める。
彼らがそう考えるのも無理がない。
ヤリガイ事態を重視することに間違いは無いが
ここにも落とし穴がある。真理がある。
先輩社員に聞いてみるといい
そうそう自分のやりたいことに最初から付ける事なんてない。
そうそう最初から面白い仕事を任されることなんてない。
だけど無駄な仕事なんて何ひとつとしてない
ヤリガイは与えられるものではなく、自分で作り上げるもの。
よく言われるたとえ話がある。
イタリアのとある町でひたすらレンガを積んでいる若者が二人いた。
『何をしているんですか』と聞くと
一人は「見ればわかるだろ レンガを運んでいるんだよ、金がいるからね。」とイライラして答えた。
もう一人に聞くと『ええ 歴史的に非常に価値のある神殿の修復をしているんですよ。』
と胸をはって答えた。
同じレンガを運ぶという仕事が全く違う仕事になる。
会社の仕事には目的が必ずある。
その目的を達成する行為がただの作業になるか、ミッション(ヤリガイある使命)になるかはその行為に「意味・意義」をどのように自分なりに価値づけるかにかかわっている。
そしてその小さな経験がやがてはさらに大きい仕事を達成する際の源泉にもなる。
但し、渦中ではなかなかそこまでは感じられない。理解できないものだ。