リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

館長稽古

6月最初の水曜日、先週道場へ行けなかったので2週間ぶりだ。

気温も少しづつ上がり、剣道するにはだんだんシンドイ季節になる。

それでも大勢の子供達が道場に集まった。

いつものように一部の元立ちを終え、二部稽古へ。

比較的元立ちがいたので、ラスト45分に館長に並ぶ。

ひと月ぶりくらいか。

時間が無かったので(打ち込みの時間は十分あった(^^;))

即「1本!!」

中心の取り合い、間の取り合いでビリビリ。

左拳、左腰を詰めて館長の気攻めに堪えに堪えた。

ラストは館長の竹刀の上から打つ面に対して

出小手が珍しく当たって終了。

いただいたアドバイス

まだ、誘いに乗らされて打ちを出している。

間を切られて届かないのに打ちを出している。

あと一歩詰めてあそこは打て!

相手が誘って来たらその出鼻を打ち切るか

切られた間もツーッと詰めて乗って打てれば最高だ。

研究せよ!

とまあ 

ハイレベルの内容で消化不良を起しそうになるが

一つだけその館長から頂いた課題解決の具体策が思いついた。

それは

やはり、力(ちから)足である踏み切る支点となる左足の備えを

片時も崩すことなく間に入れということ。

攻め足である右足から最初の攻め入りをするが

相手が出てくる気配があればすぐ打てるので問題ないが

相手に打ち気がない時や間を切ってくるとき。

左足の備えが不十分で右足に重心が移っているから、次が出ないし

半拍子遅れて打たれた時の対応ができない。

攻めは形としては右足始動だが、気は常に左足に意識を置いておかないと

館長が言う「詰めて打て」はできない。

ここは子供相手でも十分練習できる。

意識していこうと思う。

さて、館長稽古のその後

当然、1本勝負に勝ったところで

「打ち込みぃーーー!」がなくなる訳じゃない。

5本位の打ち込みはまだなんとかなる。

その後のいなしも3本位ならまだなんとか・・・

そのまた後の体当たりも1回位なら、最後の力を振り絞れば・・・

まだ終わんない

いなされ崩れているところへ容赦なく先に打たれる。

打ち返そうにも、インジケーターはとっくにレッドゾーン

手を前に出すのが精一杯。ふらふらの中、意地で胸目掛けて突き返すがいとも簡単に裁かれる。

館長「どうした!!」

どうもこうもあるわけないでしょ

今年51ですよ。なんでこんなにヘロヘロにされなきゃいけないんですか

と心で叫ぶも聞こえるわけもなし。

館長「どうした!!」

顔は苦渋の死相で手と足もバラバラで打ち返すももはやこれまで

(ところが心では何故か笑っていた。 ヘロヘロジャンキー もうどうにでもなれ)

館長「あと3本!!」

なぜかこのフレーズを聞くと

ヘロヘロながら予備タンクのエネルギーが供給される。

切り返しのラストの左面を打って次の正面までを必死の一息で繋いで終了。

蹲踞はただ後ろに倒れないように。

ベンチに下がると

リバ剣オヤジやおばさん達からねぎらいの言葉「みんな心配してましたよ」

「タオルを投げようと思いましたよ」とN倉さん。

投げてくれりゃよかったのに

ただ、不思議とこの日は蜂は飛ばなかった

底力がついてきたのかな。

しばらくはいいが

ヘロヘロジャンキーはまたこの刺激を求めて館長稽古をお願いするんですよね。