リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

審判講習会

32年ぶりの審判だった。

最後にやったのは高校生3年の時だから、本当の話(^_^;)

伝達講習会の時は試合だけだったので、実質的にこの日がデビュー。

道場からは入谷先生、I上さんと私が参加。総勢52名の横須賀連盟会員剣士が集まった。

連盟稽古には参加するほうだけど、あまり見たことない先生方が結構いる。。

開会の際、田島先生より、先日の県連主催審判講習会に横須賀からの参加者が一人だと苦言があった。

機会があればこれから参加しよう。

午前中は一つの会場で七段の先生が試合、その他が審判

控えで座っている時、交代行進入場方々、礼法、旗の持ち方、立ち方、旗の上げ方、ポジショニング、有効打突の判定基準etc

県連から指導にいらした三宅先生より、厳しく指導される。

私とI上さんの組は午前ラストに実施。I上さんが主審で私は副審。

勝戦というシチュエーション

試合より緊張した。

審判の技術が上がれば、剣道の質が上がる。試合者はその大会に向けて辛い稽古に励んできた。その勝敗如何によっては人生を左右する場合だってある。

子供にいたっては剣道を嫌いにしてしまう。

それだけ重い責任がある。

故に審判規則による絶対的権限がある。その権限を適正公平に行使しなければならない。

それには審判法に熟知し、稽古に裏付けられた剣理に精通していなければならない。

そして一番大切な事は勇気だと

三宅先生はおっしゃった。

なるほど

勇気をもって

自信をもって

”今の打突は部位は捉えていたが、強度が足らないので一本ではない。”

”その行為は明らかに禁止行為にあたるので、反則二回で負けになるが厳粛に取る。”

”何故、副審が止めをかけた?” etc

合議!!

主審は勇気をもって、試合を運行する覚悟が必要だ。

会場からも熱い視線がそそがれている。

今のは一本だろ。

あんなのが入ったのか

なんて言われないように

例えそうであっても

毅然と瞬時に判定しなければならない。

試合の後に審判同士の反省以外で、あれは入っていただの、一本じゃないだの決して言ってはいけない。自分の判定は絶対だ。

少なくとも、私がその資格を得たら

その覚悟で臨むつもりだ。

講習会の後、30分稽古をして終了。

三宅先生、小河先生、小林先生に稽古をつけて頂いた。

稽古後の挨拶で、三宅先生がお願いした方々全員を集めて話されたことは

「主導権を取りなさい、つまり攻めが大切。相手より先に半歩前、必ず相手は反応する。そこを打て!! こちらの気当たりで動かされているうちはまだダメだ。」

よく言われることだが、三宅先生との稽古を通して、より理解が深まった。

リバ剣オヤジ ますます剣道にはまっていきそうだ。