リバ剣の裏部屋2022

46歳で28年ぶりにリバ剣(当時二段)、現在錬士六段。目標は死ぬまでに八段受審^_^

あるホテルマンの話

今日の研修のラスト30分

研修先の軽井沢プリンスホテルのホテルマンのマナー講義があった。

その時の話の一つ

バイキング料理でのホテルマンのサービスの話

プリンスホテル位になるとバイキングと言えども料理も高級。ステーキとかある。

バイキングだから原則すべてセルフだ。

あるお客様

その旨そうなステーキをトレイにとって、フォークを持って席に着く。

「さぁ、食べよう ん どうやって切ろう」

と思ったその次の瞬間、ニコニコした笑顔のホテルマンがナイフを差し出したそうだ。

このホテルマ

そのお客様がステーキを取られ、フォークしか持って行かない事を観ていたと言う。しかし、プロのホテルマンはそこで直ぐには対応しない。中にはフォークだけで、かぶりついて召し上がるのが好きなお客様もいる。けれど、着席して直ぐに立とうとするお客様は、ほとんどの方がナイフを取りに行く。

その様子を察し立ち上がる前にナイフを差し出すと言う。

プロのホテルマンはお客様の立場に立ち、お客様の求める先の先を読んで行動するとのことだった。

まさに未発の先

先々の先を捉えている。

起こりの「うぉ」を捉えたサービス。

そこまで相手を観の目で捉えていなければ先々の先は打てない。

まさか、こんなところで剣道の極意を講義いただけるとは思わなかった。

感謝