今日の研修のラスト30分
研修先の軽井沢プリンスホテルのホテルマンのマナー講義があった。
その時の話の一つ
バイキング料理でのホテルマンのサービスの話
プリンスホテル位になるとバイキングと言えども料理も高級。ステーキとかある。
バイキングだから原則すべてセルフだ。
あるお客様
その旨そうなステーキをトレイにとって、フォークを持って席に着く。
「さぁ、食べよう ん どうやって切ろう」
と思ったその次の瞬間、ニコニコした笑顔のホテルマンがナイフを差し出したそうだ。
このホテルマン
そのお客様がステーキを取られ、フォークしか持って行かない事を観ていたと言う。しかし、プロのホテルマンはそこで直ぐには対応しない。中にはフォークだけで、かぶりついて召し上がるのが好きなお客様もいる。けれど、着席して直ぐに立とうとするお客様は、ほとんどの方がナイフを取りに行く。
その様子を察し立ち上がる前にナイフを差し出すと言う。
プロのホテルマンはお客様の立場に立ち、お客様の求める先の先を読んで行動するとのことだった。
まさに未発の先
先々の先を捉えている。
起こりの「うぉ」を捉えたサービス。
そこまで相手を観の目で捉えていなければ先々の先は打てない。
まさか、こんなところで剣道の極意を講義いただけるとは思わなかった。
感謝