大阪採用も二日間終了
大勢の学生と話しをした。
彼らの話しを聞いて気になる事がある。
『自分に向いているかどうか』を会社選びのポイントにしている学生が多い事。
私に言わせれば
やってもいない仕事を、ただ人の話しや世間の情報だけで、自分に向いているかなんて絶対にわからない。
自分に向いているかどうかは、やりたい仕事かどうかは別にして、自分に割り当てられた目の前の仕事を一生懸命こなしながら、失敗から学びながら、経験を通して少しづつ感じるもの。
ある日何かを遂行している時、達成した時、無性に心地よい時がある。
目標予算に向けて、新規顧客に営業をかけている時
お客様に提供した商品を喜んで頂いて『ありがとう』と感謝された時
チーム一丸となってあるプロジェクトを遂行している時
明日までの期限で一人集中して設計図面を黙々と書いている時
人によってみんな違う。
大切なのは自分がどんな事にモチベートされるのか、どんな時にスイッチが入るのか ここを探す事。
そう感じれる仕事が向いている仕事と言うもの。時間をかけて探すものなんだ。
極論を言えばどこで働くかなんて大して問題じゃない。
(自分の価値観の)何を大切にして働くかが一番重要な事なんだ。
この大不況の今
その事を学生に理解してもらう事はとても難しい。
綺麗事じゃなく、兎に角仕事を探さなければと言う恐怖観念が彼らをいたずらに焦せらす。
その様な事態に彼らを追い込んでしまったのは我々企業人の責任かもしれない。
だから
綺麗事だろうと言われても、正しい道を彼らに示していきたい。
明日もまた大勢の学生に会う。
楽しくもあり、辛くもある仕事だ。
早く帰って横須賀で旨いビールが飲みたい。
虎やの串揚げが食いたい・・・