水曜日に稽古できなかったので、1週間ぶりの稽古となった連盟稽古。
道場からは館長、西盛先生、及川先生と私
今日は池田先生、山根先生、矢島先生、斎藤先生、大竹先生に稽古をつけて頂く。
テーマは
「攻めながら、溜めて、打ち切る」
かっこいいね!
これは「強くなる実戦的剣道学習法」の中で著者の一人 蒔田範士の言葉の受け売り(^^;
この本は最近でたばかりだが
単なる技術本では無く、剣道の理合が中心に書かれている高段者を目指す読者層向けの本。
もちろん我々低段リバ剣でも十分勉強になる。
その中で"しかけ技を学ぶ"という章があるのだが、そこで蒔田範士は次のように語っている。
「わたしがしかけていく際、もっとも注意していることは攻めながら相手が崩れようとしているところを打ち切るということです。「攻めながら」の「ながら」にあたる部分が「ため」であり、この「ため」でしかけて打つのです。剣道の隙はすべて現在進行形です。」
この一節を読んで
リバ剣ながらピン!!と感じるものがあった。
特に「ながら」という部分。
自分の攻めパターンを振り返ると攻めと打ちが別々になっていた。
攻めと打ちの間に「ため」ではなく「間」がある。
隙は一瞬、打とうとするところ、剣先があがろうとするところ等現在進行形なのに
攻めてたまたま乗り勝った瞬間があっても、相手が崩れてから打ったのでは遅い。
だから当たらない。
常に「ながら」現在進行形で攻め・溜め・打ちが一連になっていなければいけない。
ここは我々リバ剣が真似ようとすると惰性打ちや決め打ちになりがちだから要注意。
右足の攻めをし"ながら"、まだ打つと決めない、でも攻め気をとぎらすことなく繋げて繋げて
隙を感じたら(ここが一番の難所。崩れたのを確認してからでは遅い) 迷わず打ち切る。
崩れようとしていないのに勢いで、惰性で打ってはいけない。
ある意味「読みと勘」かもしれないが、高段者の先生方はそれを遣う。
今日はそんな事を意識しながら稽古してみた。
ほとんどそんな本の通りにはいかないが、剣道をなるだけ簡単に考えるのがリバ剣流
この"ながら"だけを意識。なんとなく体感できたような気がする。
いつも手が出ない局面で打てた時があった(当たったかどうか別として)
もちろんそのためには体幹がしっかりしていなければ話にならない。
特に左足のいつでも床を押せる形のキープが重要。
次回の稽古でさらに検証していく。